平湯大ネズコ
高山市にある大木です。推定樹齢はなんと約1000年。林野庁が選ぶ森の巨人たち100選にも選ばれています。
アクセス
駐車地住所:〒506-1433 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯768 平湯キャンプ場(平湯野営場管理棟 駐車場)
主な駐車場は2つあって、入り口が分かりやすいのは平湯キャンプ場の管理棟の前にある駐車場です。平湯大ネズコを見る旨を管理棟の方に伝えたら無料で停められて安心です。もう一つの駐車場については後述します。
道のりポイント
キャンプ場の中に入っていくとほどなくして平湯大ネズコを示す看板があります。そこには地図もありますので道のりを確認しつつ、奥にある橋を渡って山の中に入っていきます。
もうひとつルートがあるのですが、まずキャンプ場の看板の手前にある道の奥の駐車場に入ります。特に区画もない広い場所なので都合の良い場所に停めつつ、そこの端の方にある遊歩道の入り口に入ります。
キャンプ場からの道のりは道幅も狭くかなりの急坂です。また落ち葉がたくさん落ちてる時期は足を滑らせる危険性もあるので、気を引き締めて登っていきましょう。
遊歩道からのルートは最初広くて緩やかな道を歩いていくのですが、途中にある看板の先から山道に入っていきます。キャンプ場からのルートよりかは緩い坂道ですが、こちらも足元には充分気をつけてください。
キャンプ場から急坂を乗り越えると分岐の看板が見えてきます。ここからは先ほどよりも緩い道のりになるのでもう一踏ん張りです。さらに目的地に近くなると階段が出てきて、その先がいよいよゴールです。
遊歩道を登って段々空が近くなってくる感覚を感じてきた時に、目の前に大きな木が見えてきます。その大きさを想像すると自分の周りにある葉っぱの落ちた木々が木の枝くらいに感じます。その大木の姿はどんなものかと近づいていくとやがて見えてきます。
それぞれのルートを登り切ると視界を埋め尽くすほどの大木が目の前に現れました。こちらが平湯大ネズコです。推定樹齢1000年の大木の周りには橋が掛かっているので、いろんな場所からじっくり観察してみてください。
じっくり観察できたらそれぞれのルートを引き返して帰路につきます。降りるときは登る時よりなお足元には気をつけてください。キャンプ場から遊歩道の入り口までは、山道を通れば1時間くらいの距離です。地図を参考にお好みのコースで自然の神秘に会いに行きましょう。
イチオシポイント
もう画角に全体像を収めることすら難しいです。この存在感に、漫画で描かれる急に大木が生えてくるような描写を想像しました。大きな幹が大きな枝分かれを作って、ひとつの大木と成すに1000年もの時をかける。人の想像なんて優に及ばない雄大さに圧倒されます。
近くで見れば、大きな枝が周りを囲んで真ん中に集まる細い枝を守るように見えます。その細い枝が上へ上へと天を突くほどに伸びていくのを見上げるのも一苦労です。このような時を越える自然のエネルギーを、等身大の自分ができうる限りで感じていきたいです。