池ヶ原湿原
飛騨市にあります湿原です。約6ヘクタールもの広さがあって四季折々の景色が見られます。春に見頃を迎えるミズバショウが一面に咲く光景が特に有名です。
アクセス
駐車地住所：〒509-4532 岐阜県飛騨市宮川町洞（池ヶ原湿原 駐車場）
湿原の目の前に数十台は停められる広い駐車場があります。トイレもありますし、車椅子の方専用のスペースもあったりと設備が整っています。ただそこまでの道のりが細い山道を通っていくことになるので要注意です。
道のりポイント
国道360号から側道に入っていくのですが、その側道の分かれ道付近に分かりやすい看板があってその先に進みます。その先にも要所で看板があるのでそれに向かっていくのですが、2枚目の画像の通り携帯の電波が届かないほど奥地になって道幅も狭いので気をつけましょう。
無事に駐車場に着いていざ散策しに行きます。遊歩道の入り口から真っ直ぐ歩いていって木道に入っていきます。取材時は初夏に入る前くらいだったのですが、程よく涼しくて静かでとっても穏やかな空間にすでに癒されました。
木道に入っていくとそれを囲むように大きな葉が並んでいます。それを見ると白い花が顔を出しているのですが、こちちがかの有名なミズバショウです。ピークアウトしてすぐの頃でしたがこうして残ってくれていて嬉しかったです。
景色が開けてくると、緑の大地に橋が一本かかっているという普段では見慣れない光景に感動します。そしてこの一面に広がる緑の大地を、ピーク時には白い花で埋め尽くされているといいますから、それを想像するとワクワクします。それも醍醐味だと思います。
歩いていくと分岐に着きまして、右の道に進むと木道の終点に向かっていきます。ミズバショウだけでなくその季節に咲く花は他にもありますし、四季折々の景色がここではみられるので、それをゆったり眺めながら歩くだけでも癒されます。
木道の終点の先は林間遊歩道になっています。あたり一面緑の景色を約0.9kmほど歩いていくので、森林浴にもなりますしいい運動にもなります。その道の終点は木道の入り口付近につながっています。
木道の終点に戻り、最初の分岐のところに戻って先ほどとは逆の道を進みます。歩きながら辺りを見渡すと、ピークを終えたミズバショウが白い水玉模様みたいになって数え切れないくらい点在している様子が見えて、また想像力が掻き立てられる思いになりました。
木道の途中には時折出っ張りスペースも作られていて、そこからじっくり景色を眺めることもできます。そうして歩いていくと遊歩道の入り口付近に着くという道のりでした。またピーク時の景色を収めたらこの記事も更新していきます。
イチオシポイント
木道の分岐と出口の間、スライドの1枚目と4枚目に写っている部分の道が最もミズバショウを近くで見られる場所なんです。ピークアウトしてもまだ咲いていてくれていた花を間近で見られました。花が綺麗なのはもちろんそれをじっくり見られて癒されました。
湿原はその性質上とてもデリケートなので、生態系維持のため易々と足を踏み入れてはいけません。それでもその自然の恵みを共有するべくこうして橋が架けられて、自然を守りながら誰でも見られるようにしている。共存の美しさを体現しているいい景色だと思います。
