岩岳
本巣市にある標高999mの山です。本巣七名山に数えられる山で、道中周囲の山が見られる場所があります。
アクセス
駐車地住所:〒501-1513 岐阜県本巣市根尾松田(岩岳 住所)
専用の駐車場はなく岩岳の登山口に繋がる側道は車で入れないため、その近くにある林道の膨らんでいる路肩に停めました。道を塞がない限りは車の通りも滅多になさそうなので大丈夫だと思われます。停める際は自己責任で近隣住民の迷惑にならないよう気をつけましょう。
道のりポイント
橋のすぐ横に側道があります。コーンや看板もあるので分かりやすいです。その先へ歩いていくと森の中に入っていく道へと続くのですが、それが登山道の入り口です。入り口には登山道の地図もあるので確認しておきましょう。
登山道に入ると最初は割と緩やかな上り坂が続きます。ですが整備されているわけではなく、途中から水道管が伸びている方向に歩いていったり、かなり道幅が狭くて横が急斜面の道になるので気をつけていきましょう。
しばらく歩くと分岐に看板があってその方向に向かいます。ここから傾斜が段々とキツくなっていきます。小高い木々の間をひたすら登っていくのですが、時折どこを歩くのか分かりにくくなるので、番号札や蛍光色のテープをよく見て登っていきましょう。
15番を過ぎたあたりで一旦傾斜は緩やかになります。そのあたりはネジキ坂という名がついていて、緩やかな坂や尾根を歩いていきます。ここで一息ついてじっくり行きたいところですが、途中から道にロープがかかっています。
ロープが見えてきたあたりから胸突き八丁というエリアに入り、ここからロープがないと登れないほど厳しい傾斜になります。ロープに沿わないと道が分からなくなりますし、ロープを掴んでないと滑落する危険があるので要注意です。
何とか登りきるとイワウチワ平というエリアに入って緩やかな坂道になります。そこから空も開けてくるのでここで落ち着いて眺めを楽しみながらじっくり進みましょう。途中には憩い凹という大きな岩と溝があるので、そこで一息つくのもいいです。
その先に進むとガレ注意という看板があり、その先には狭い道とその横が崖崩れが起きた後のようになっています。実はそこが周囲の山が見渡せる唯一の眺望がいい場所なので、安全を確保して見てみてください。その様子はまた後述します。
いい景色を見れたところでもう一踏ん張りです。またロープがないと通れない傾斜を乗り越え、1番の札に書かれた言葉に励まされ、空が開けた林道を抜けた先にある広場に辿りつきます。こちらが標高999mの岩岳の頂上です。
頂上には眺望はありませんが、取材時が秋だったため、周りの紅葉が色づいていてとても綺麗でした。季節によってまたその景色が変わることでしょう。その景色を眺めて癒されたところで来た道を戻って帰路につきます。
行きの際に気をつけた方がいいところは帰りも要注意です。特にロープが必要なところは滑落の危険性が高いです。この山に関してはある程度運動能力がある上で、初心者の方は複数人で登ることをオススメします。それを乗り越えた後の達成感や成長を実感できる山だと思います。
イチオシポイント
こちらがガレ注意の地点から見られる景色です。周りはもう山しか見えません。秋色に色づいた山脈の景色は圧巻の美しさです。この大自然の中で人間なんてどれほど小さいものかと思い知らされますが、その中で山の頂きを目指して歩いていくんだと意思を強く持てる気がします。