気多若宮神社
飛騨市にある神社です。この神社で行われる古川祭はユネスコ無形文化遺産に登録されています。アニメ映画「君の名は」のモデルとしても描かれています。
アクセス
駐車地住所:〒509-4212 岐阜県飛騨市古川町上気多(気多若宮神社無料駐車場)
神社の鳥居のすぐ横に数台停められる無料駐車場があります。もしもそこが埋まっていたら近くに公園があるのでそこの駐車場に停めてからでも行けます。神社の駐車場に分かりやすい地図もあります。
道のりポイント
ここに来る間に気づかれると思いますが、まず鳥居が大きいんです。それだけで荘厳なイメージが湧いてきます。その鳥居をくぐるとすぐ階段を登っていくのですが、神社の石碑に紅葉が映えますね。
そして階段に目をやると結構長いんです。とはいえ足場も広いし緩い傾斜なので歩く分にはいいですし、何かこの風景に風情を感じるんです。普段見られない風景ってワクワクしますよね。
二つ目の鳥居をくぐるとその先にまた鳥居が見えます。この道はスロープになっていて、次の鳥居をくぐるといよいよ拝殿が見えてきます。ここまでが長かっただけに期待感が高まります。
鳥居を抜けて最初に目についたのが大きな木です。こちら御神木の大クヌギだそうで、明治時代の落雷で上の方が折れているみたいなのですが、離れたところから見てもそれがよく分からないくらい大きいです。
境内を見渡しながら拝殿へと向かいます。ここの手水舎は龍が水を流していました。取材時は秋の夕暮れ時で、郷愁感漂う雰囲気に浸りながら見て回りました。
そしていよいよ拝殿に着きました。参拝しつつじっくり眺めてみると、華美な装飾はなくとも綺麗に組み立てられている様子が美しいなと思いました。素朴で丁寧で大切にされている感じが見てとれて安心感を感じます。
拝殿の近くに別の祠があるのですが、そこに行くまでにもまたいくつもの鳥居をくぐります。気多若宮神社は主神が大国主命で他にもいくつもの神が祀られています。左回りに進むと拝殿に戻ってくる道筋になります。
ユネスコ無形文化遺産に登録された古川祭の石碑もありました。毎年4月19日、20日に行われるそうです。その頃にはこの境内も賑わっていたり、この長い階段にも人が並ぶんだろうなと思いながら階段を降りていきました。
イチオシポイント
拝殿を見た時に特に気になったのが、社務所から拝殿までを繋ぐ長い通路です。近くから見ると段々になっているのが分かります。単純に中はどうなっていて通ってみたいという好奇心を持ちましたし、こういった景色自体見たことがなかったのでとても綺麗だなと感嘆しました。
境内や参道の階段から古川町を見下ろすことができます。町の方々もこうして町を見つめているんだと思うと、この神社の神様も町や町の皆さんを見守っていてくれているんだなと感じました。神社は町を守り、町の方は神社を守る。町に根ざして守り守られる素敵な神社です。