三森山
恵那市にある標高1100.3mの山です。道中にある三森神社の近くに展望スポットがあり、そこから恵那市の綺麗な田園風景を見下ろせます。
アクセス
駐車地住所:〒509-7402 岐阜県恵那市岩村町富田(岩村ダム近辺)
岩村ダムの近くに広い路肩があってそこに停められます。Googleマップ上の三森神社参道の方へ進んでいく途中にそのスペースがあり、そこには登山コースの地図の看板があるのでそれが目印になります。近辺にトイレはないので、行く前に済ませておきましょう。
道のりポイント
駐車地から出発してすぐのところに三森神社と書かれた看板と鳥居があります。鳥居のそばには三森山の看板もありましてここから入山となります。余談ですが鳥居があるとまた身が引き締まる思いになります。
序盤は三森神社まで30分くらいの道のりです。道も広く緩やかな登りとなっております。小高い木が日差しを抑えてくれますし、とっても静かな空間なので穏やかな気持ちで歩いていけると思います。
道中には道路を横切るところもあります。その道路の向こうに階段があって、そこには三森山の看板もあるのでその階段を登っていきます。この道路を横切る際は車に気をつけてください。降ってくる車もありますので。
階段を登って少し歩くと分岐になります。そこにある鳥居の向こうにあるのが三森神社です。看板が指し示す先にあるもう片方の道が山頂に続いています。せっかくなので神社に寄り道していきましょう。
鳥居から少し歩いたところに三森神社があります。説明書によればこの建物自体は平成の頃に再建されて、由緒を辿ると江戸時代の1640年に病が流行したなどの苦難を乗り越えるために神社ができたということです。
神社の近くに眺望台地があって、そこからの景色が今回の登山道の中でも最も絶景なんです。その景色については後述しますが、台地にはベンチがあったり、周りの山が書かれたものもあってとっても親切です。景色を眺めながら休憩もできるいい場所です。
神社を後にして分岐に戻り山頂に向かいます。ここからは山頂まで40分くらいの道のりですが、多少道も険しくなってくるので気を引き締めていきましょう。途中の分岐にある奥の院には道の先に祠があるだけなので、時間と体力に余裕があれば行ってみてください。
しばらく歩くとまた分岐になるのですが、山頂と書かれた看板もあってここからラストスパートです。左の道は急斜面の近道です。右の道は緩やかで遠回りになりまして、分岐の看板の三角点を指す方が頂上です。その分岐の別の道の先に帝釈天の祠があります。
急斜面の道と遠回りの道の合流地点からさらに登ってすぐのところに三角点と三森山の看板があります。ここが標高1100.3mの頂上です。ここからの眺望もいいのでまた後述します。帰り道は来た道を戻ります。ここから水晶山方面にも行けます。
三森神社はもちろん道中にある奥の院や帝釈天の祠、さらには手水舎の跡のようなものもあり先人が実際に山を登って参拝をしてたということが分かります。寄り道も含めて往復3時間の道のりになりましたが、人の願いや思いなどとじっくり向き合える時間だと改めて思いました。
イチオシポイント
こちらが三森神社の眺望台地から見える景色です。眼下に見えるのが岩村城跡で有名な恵那市の岩村町で田園風景がとっても綺麗です。様々な山に囲まれた田園風景というのはまさに原風景と言えます。山の向こうに山が見えるくらい眺めがよく、懐かしい雰囲気に心が和みます。
三森山の看板の反対方向を見ると頂上からの景色が見られます。下に木があって開けた景色というわけではありませんが、周りの山が見渡せるほど標高が高いということは実感できます。高い山に囲まれた地域ならではの景色ですね。
奥の院がある分岐の道から頂上へ行く道の途中に、上矢作風車と書かれた看板があってそこから遠くを眺めると風車が並んでいるのが見えます。こちらは県内で初となる風力発電所の上矢作風力発電所の風車です。意外なところから意外なものが見られるという驚きも登山の醍醐味です。