乗政大滝
下呂市にある滝です。その落差は21mにおよび、岐阜の名水50選にも選ばれています。滝壺にかなり近づけるため、滝の飛沫を全身で浴びることができます。
アクセス
駐車地住所：〒509-2311 岐阜県下呂市乗政２６２５−１（乗政大滝駐車場）
下呂温泉から東へ20kmほどのところにあります。途中から細い登り坂になるため、すれ違いなど注意して通行してください。駐車場のところに分かりやすい看板があって、その前に数十台停められるスペースがあります。現地やその周辺にトイレはないので行く前に済ませておきましょう。
道のりポイント
駐車場の端の方に入り口があります。看板もあるのですぐ分かると思います。入り口から5分くらいの道のりになりますのでのんびり行ってみましょう。
取材時は初夏だったため目の前が新緑で満たされました。さらに木も高いものばかりで頭上も新緑に包まれて、日差しも抑えられてただただ癒される空間でした。道中にあるトイレはほぼ機能していない状態でしたので利用は控えた方がいいかとw
橋が架かっているところでは、上から流れてくる水の流れを間近で見られます。その景色もとても綺麗ですし、水の流れる音も聞いていて癒されます。この頃にはもう普段の生活や景色から遠く離れた感覚になっていることでしょう。
橋の先にある看板の先に行けばいよいよご対面です。途中から橋が架かっていてその先に展望スペースがあります。そこにいって正面を見ると、この空間を音や空気で埋め尽くすほどの勢いで流れる大きな滝が見えました。こちらが乗政大滝です。
そしてその展望スペースからさらに近づくことができるということで、坂を登り祠を横切って梯子を降りていくと、滝壺と同じ高さのところについて滝にかなり近づけます。その滝壺周辺は落石や足場の確保に充分に注意してください。
近づけるだけ近づいたらもうひたすらこの空間に浸るだけです。もう正面から全身を水飛沫に包まれるので、音による聴覚、水流による視覚、そして水飛沫の肌感覚と体のほとんどの感覚が癒されます。自然の息吹を感じます。ただカメラやスマホを使うときは要注意です。
ひとしきり浴びたところで帰路に着こうと振り返ると、その景色もとっても綺麗で見惚れました。水流が太陽に照らされて白く輝いていて見入ってしまいました。それから名残惜しくなって滝の方も振り返ってみたりして時間を忘れていました。
また今度見に行こうと梯子に足をかけて帰路に着いたのですが、その途中で下の方に降りられるところを見つけてしまったのでそこからも滝や水流を眺めていました。何よりこの空間の居心地が良すぎて、心身の何もかもを浄化しないと気が済まなくなってしまっていましたw
道のりにしてみたら片道たったの5分ではありますが、往復で10分と滝を見ていた時間はもう普段流れている日常とはあまりにも隔った異次元のようなものでした。自然がもたらすエネルギーの壮大さや美しさにもう心身全てを奪われた気分です。この空間にぜひ浸ってください。
イチオシポイント
滝壺、展望スペース、その下の水辺という3箇所からが主な見どころでした。それぞれで感じ方も変わるのでぜひ比べてみてください。何より伝えたいのは、綺麗な水は体にも心にも、それを包む空間にさえも恵みをもたらすということです。それを感じて頂けたら幸いです。
