大山白山神社
白川町にある神社です。標高862mの白山の山頂にあります。境内には国の天然記念物に指定されている大杉もあり、本殿からは周辺の山々の絶景が見られます。
アクセス
駐車地住所:〒509-1101 岐阜県加茂郡白川町白山(大山白山神社 駐車場)
神社の鳥居の前に広い駐車スペースがあります。特に区画もないのでマナーよく停めていきましょう。駐車場内にトイレもあります。
道のりポイント
駐車場について最初に目につくのがこの大きな鳥居です。ですがその奥には先が見えなくなるくらいに積み上がった階段が待ってました。それほどのものだと腹を括って歩いていくと、その途中には振り返ればいい景色が見られるという看板があります。それは後のお楽しみですね。
いよいよ階段も終わりかと思いきやその先に足場が大きな階段と鳥居がありました。ですがその先に神社も見えてきたのでもう一踏ん張りです。そして拝殿の手前にちょっと勾配が特殊な階段があってその横に手水舎があります。ここの手水舎は龍が水を流しているようです。
こちらが大山白山神社の拝殿です。創建は718年、この拝殿は江戸時代に再建したもので、木造の温かみや重厚感を感じつつ、木を彫った装飾の美しさに目を見張ります。山奥の静かな空間の中にあるだけに神秘的な雰囲気も感じます。
拝殿の隣にまた鳥居があって、そこにもまた長い階段があるのですが、こちらは奥の院につながっています。左側の形が崩れている方は町の指定有形文化財にも選ばれています。さらにこの階段の道中に国指定の天然記念物とされている大スギがあるのでそちらはまた後述します。
階段を登った先にあるのがこちらの奥の院です。中央、左右三つの祠にそれぞれ違った神様が祀られています。この建物も拝殿と同じ頃に改修されたとのことです。そしてその奥の院の横に展望台があって北の山々が見渡せます。その景色についてはまた後述します。
帰路について改めて思ったのが階段の多さです。もう何段あるのか数える気にもなりませんw もう先人たちの努力に感服します。山奥の聖域の神秘的な雰囲気をぜひ味わってみてください。最後は前述した最初の階段の途中にあるいい眺めをご覧ください。振り返っても山がある。
イチオシポイント
最初の鳥居の横の方に道があって、その先にあるのが女夫杉です。推定樹齢は300年以上とされていて、大きな幹が寄り添うように並び、その二つの幹から生える枝が溶け合うように繋がっています。近くで見上げてみるとよく分かります。神秘的でロマンチックな光景です。
こちらが拝殿の裏にある大山の大スギです。創建当初からあったそうで推定樹齢は1300年以上、拝殿が何度も再建する様子やここに来る人たちを見守ってきたとのことです。昭和の伊勢湾台風で周囲の木々が倒れてもこの気だけは倒れなかったそうで、その生命力に圧倒されます。
こちらが奥の院の横にある展望台から見える景色です。乗鞍岳や御嶽山など飛騨地方にある山々が一望できます。岐阜の自然のスケールの大きさを改めて感じますし、ここもその山奥の一端であって日常とはかけ離れたところにいると実感します。この景色と空気に心が洗われます。