米田白山
美濃加茂市にあります標高274mの山です。様々なコースから頂上を目指せて、道中に周りの山や里山風景を眺められるところがいくつもあります。
アクセス
駐車地住所:〒505-0014 岐阜県美濃加茂市下米田町(さくらの森 第一駐車場)
様々なコースがあってそのスタート地点の前に駐車場があります。今回取り上げる東まわりコースの前にあるのがさくらの森 第一駐車場で、数台停められて目の前にトイレもあります。
道のりポイント
駐車場の目の前に東まわりコースの登山口があります。最初の一の坂は道幅も広く傾斜も緩やかなので、準備運動がてら歩いていけます。森の深さが程よく光も入ってくるため、綺麗な森林の光景に癒されます。
二の坂に入ると傾斜がキツいところであったり、足場が岩場になったりするところもあるので、いい運動にも自然体験にもなります。途中で頂上周辺が見られる場所があるのですが、頂上周辺に反射板があるのでそれを探してみてください。
三の坂からは登りのラストスパートになります。この坂を登り切ると分岐に差し掛かり、そこから頂上へは山の尾根を進んでいきます。その分岐が「ひがしー10」という地点で、そこから頂上とは別方向にも見所がありますがそれはまた後述します。
分岐から頂上方向へ進むと木もれびの森を通ります。その名の通り森の隙間から光が差し込んで綺麗な光景が見られます。ひがしー11地点を過ぎると馬の背岩という大きな岩場に着くのですが、ここから見れる景色がこの登山の醍醐味なのでまた後述します。
さらに先に進んでいくと八畳岩という大きくて平らな岩があります。岩がそのまま広場になっていて休憩に持ってこいです。さらにその先にあるひっそり岩も、岩が光を遮るように立っているので、その裏で涼みながら休めます。
さらに先に進むと白山神社からのコースとの分岐に差し掛かり、その先に行くと白山槍という切り立った岩場に着きます。ここから見える景色が前述した馬の背岩から見える景色と似ているのでまた後述します。そしてその先へ進むと程なくして頂上に続く分岐に着きます。
分岐にある看板の頂上経由コースの方へ進むとベンチが見えてきて、標高274mの頂上の看板がある広場に着きます。足元にはその日の日付を岩で文字を模って記していてとってもユニークです。毎日変えているとなると一体誰がやっているのか気になりますw
実はその先に展望台があるとのことなので先に向かうと、夕陽ヶ岩と名のつく岩場に着きます。夕陽が沈むところが見られるとのことで西方向の景色が見れます。足元に気をつけて降りて先に向かうと展望台を指す看板がある分岐に着きます。
展望台方向に向かうと空が開けてきて東屋に着きます。東屋もとっても綺麗でその周りにも足場やベンチもあったりと憩いの場になっています。ここから見える景色については後述しますが、それを見ながらくつろげてとっても癒されます。
登山口から展望台まで1時間足らずの道のりでいい運動にもなりますし、森林であったり岩場であったりと豊かな自然やその空気を味わうことができて、何よりこの山を登りたいという人に対するサポートが行き届いてます。いろんな愛に溢れた素敵な山だと思います。
イチオシポイント
こちらが馬の背岩や白山槍から見える景色です。自然豊かな美濃加茂市の里山風景や、東は東濃、北は中濃から飛騨へ続く山々に囲まれた景色は絶景です。これを大きな岩の上から眺められるという登山のロマンも感じられて、登ってきた甲斐があるなと充実感も得られます。
こちらは展望台からの景色で美濃加茂市の様子がよく分かります。山に囲まれて川にも恵まれた岐阜県ならではの町の風景が見られます。こういう綺麗な東屋が作られているのも、地元の方が喜びそうなこの景色を愛するが故なのかなとも見受けられました。
実はひがしー10地点の分岐で頂上とは反対方向に進むと、見晴らしのいい岩場や積み重なった岩がたくさん並んだ広場、綺麗なベンチが置いてある広場など見所がたくさんあります。道もこれまでの道のようにそれほど険しくもないのでぜひ寄り道してみてください。